明日があるさ
「明日があるさ」、その言葉に絶望するようになったのはいつからだろう。明日も学校、明日も仕事。
明日も明日も明日も明日も明日も明日も明日も明日もずっと苦しいことがある。
薬を飲まなければまともに生きていけなくて可哀想、と言われたことがある。そうなのだろうか。薬を飲みさえすればよく眠れて、ドキドキすることもなくて、ちゃんと毎日仕事ができる私は可哀想なのだろうか。じゃあ、薬を飲んでも仕事ができなくなった私はどうなるのだろうか。
今の職場には恩がある。私みたいな人間を拾ってくれ、ここまで期待して育ててくれた先輩や上司に感謝している。
上司はたぶん出世する。来年の4月には異動になるだろう。全国でも数えるほどしか昇れない出世の階段に、いま足をかけているところだ。できれば上司の経歴に傷をつけたくない。
でも私はもっと楽に生きたいよ。